2009-01-28
28日にも準備指示(海自ソマリア派遣で防衛相)

ワシントン(CNN) パナマ船籍で日本の海運会社が管理するケミカルタンカー「ゴールデン・ノリ」 (6253トン)がソマリア沖で海賊に乗っ取られた事件で、米軍の誘導ミサイル駆逐艦 アーレイバークがソマリア領海に入り、タンカーを追跡している。米軍関係者が明らかにした。
複数の関係者によると、ソマリア領海に入る際には、首都モガディシオを拠点とする同国暫定政権の 許可を取得した。米艦船はここ数年、海賊追跡の際には領海の外側にとどまっていた。
タンカーは28日に救難信号を出した。アーレイバークが追跡を開始する前、同型の駆逐艦ポーターが タンカー後部につながれていた海賊の小型船2隻を砲撃して沈めた。タンカーに引火性の高い ベンゼンが積まれていたかは不明。

尻に火が点かないと動けない これから法制化して日本を出発出来るのは三月終盤という 海賊に応戦体制が整う迄襲撃禁止とも立法化して通告しておけ(即応性に欠ける)日本という国

海賊の小型船を砲撃した米駆逐艦ポーター

 自民党の保利耕輔、公明党の山口那津男両政調会長は27日午後、首相官邸で麻生太郎首相に会い、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策のため、現行の自衛隊法に基づいて海上警備行動を発令し、海上自衛隊の護衛艦を派遣するよう申し入れる。これを受け、浜田靖一防衛相は28日にも、派遣準備を赤星慶治海上幕僚長らに指示する。
 これに先立ち、自公両党は国会内で与党政策責任者会議を開き、現行法で早期に海自を派遣するとした与党プロジェクトチーム(PT)の合意を確認する。
 与党PTの合意は、(1)活動主体は主に自衛隊だが、司法警察業務は海上保安官が自衛艦に同乗するなどして行う(2)保護対象は日本籍船、日本人や日本の貨物を運搬する外国籍船(3)正当防衛や緊急避難の場合以外は相手に危害を与える武器使用は認められない−などが柱。(時事通信) 

 麻生太郎首相は16日、アフリカ・ソマリア沖に頻繁に出没する海賊から日本の船舶などを守るため、自衛隊法に基づく海上警備行動を発令して護衛艦を派遣する方針を決めた。首相は、与党の海賊対策に関するプロジェクトチーム(PT)が海上警備行動で可能な措置をまとめるのを待って、来週にも派遣準備を浜田靖一防衛相に指示。1カ月程度かけて訓練を実施した後に防衛相が派遣を海上自衛隊に命令し、早ければ3月中に活動を開始する。


 昨年末に防衛相に検討を指示していた首相は16日夜、首相官邸で記者団に対し「日本の船が年間2200隻(以上)通っている。与党のプロジェクトチームでまとまったら、すぐにやらせていただく」と述べ、護衛艦の派遣を表明した。 
 派遣する護衛艦は2隻の見通し。保護対象は、日本籍船や、日本人、日本の貨物を運搬中で伴走の要請をした外国の船舶が中心。武器使用は警察官職務執行法が準用され、正当防衛や緊急避難の場合に限って認められる。海賊が船舶に乗り込もうとした段階での船体射撃については、PTの検討結果を踏まえ判断する。自衛官には海賊の逮捕など司法警察権がないため、海上保安官が同乗する。

 派遣命令を受けて護衛艦が日本を出航してからソマリア沖に到着するには約3週間かかる見込み。
 政府は、海賊行為を取り締まるための新法の準備を進めている。ただ、法案の作成には時間がかかるため、首相は「つなぎ」の措置として自衛隊法に基づいての派遣を急ぐ必要があると判断した。

インド洋といっても実に広大 西はアフリカ、北はインド、東はインドネシア、南はオーストラリアの海岸線まで包囲

 ソマリア沖の海賊対策で、派遣される護衛艦の乗員の武器使用は、警察官職務執行法7条に基づき、正当防衛と緊急避難の場合に限られる。ただ、どういうケースが正当防衛や緊急避難に該当するかは、多くの部分が現場の指揮官に委ねられる見通しだ。文民統制の点からも、問題をはらんでいると言える。
 同法には、正当防衛や緊急避難に関する具体的なケースに沿った規定はない。こうした状況下、政府が最もあり得るケースとして想定しているのが、海賊が民間船舶に近づいてきた段階や、船体に手を掛けるなどして乗り込もうとした段階での武器使用だ。
 手を掛けた段階で発砲は許されるのか、接近してきた海賊の船に対する警告射撃が正当防衛に当たるのか。これらについては、与党プロジェクトチームの検討結果を踏まえ、派遣前に政府として、見解を明確にする方針だ。
 PTや政府は、これ以外の想定される個々のケースについても極力検討する方針だが、実際に海賊と遭遇すれば、不測の事態も起きかねない。その場合の武器使用の判断は、現場の指揮官が行うことになる。
 このため、防衛省内では「現行法で自衛艦を出し、何かあったら現場の自衛官が裁かれかねない」(首脳)との声も漏れる。派遣を急ぐあまり、武器使用基準があいまいなままでは、今後に禍根を残すことになりかねない。