2009-01-29
『受験天国』

 毎年この季節、雪が振ったりすると、いよいよ受験の時期だなあと思います。寒い上に交通機関も乱れたりして、大変だなあと思います。
 今年の大学入試センター試験の「地理B」の問題を見て驚きました。
郷里の隣町、境港市の地図が大きく出ていて、その周辺に関する問題でした。
これなら私には大きなハンディ付の様に大変有利です。全部正解出来ました。
 あ、念の為に断っておきますが、私が今更大学入試を目指している訳ではありませんよ。まあ当たり前にお分かりかとは思いますが、中にはとんでもなくそそっかしい人もいらっしゃる場合もありますから。数年前に司法試験を目指している若い人がいて丁度テレビのニュースで前日に司法試験が行われた模様をやっていたので、翌日顔を会わせた時に「昨日の試験はどうだった?」と尋ねたら、何処で見ていたのかと大変おどろいていました。もしかしていっしょに受験していたのか?と聞くから、試験官をして居たんだと答えておきましたら納得していました。

塔のへつり この季節が待ち遠しい!


センター試験の問題は翌日には新聞に掲載されます。
 私は、勉強の類いは全てダメでしたが、地理と美術だけが好きでした。理由はハッキリしています。小学校三年生の時の担任の先生が画家で、当然美術は得意なんですが、地理も得意だったからです。先生が毎回黒板に鳥取県西部の地図をソラで綺麗に描くのを、いつもウットリと見ほれていました。そのうち自分もあんな風に地図を描きたいものだと、一生懸命練習もしました。何しろ私は自分の好きな事しかやりませんから。地図だけは大好きでよくやりましたから自信もあります。


 約十年少し前に会社を止めて独立した時。急に毎日がヒマになり、ちょうどその時に「商業施設士」の受験要項が目に留まり、一つこんなんでもやって見ようか、と思い立った事がありました。二十年以上もその道では第一線でやって来ていたし、たまたまその資格の問題を作っているのも、業界ではいっしょにやって来た人だったので、こんなものは私には受からないはずは無い、と一応「過去問題集」と云うのを見てみて唖然としました。全然出来ないのです。長く業界のトップでやって来たはずで、それに関わる事なら充分知り尽くしていて、出来ないはずなど無いと思ったのですが、試験の場合は全く勝手が違うのです。試験独特の実際の場面では使わないような用語等もあります。
これはいかんとばかりに、その為の予備講座にも通いました。何十年ぶりかに塾にでも通うような気分で勉強してみたら、これが案外面白くて。学科よりも更に自信が有ったはずの実技の講座にも、一切のプライドも捨てて通いました。これもやって良かったと思いました。でなければ、設問にたいして、デザインの実技の図面とスケッチで答えるのですが、ここは円形にしようか?いやいやこの方がより良いデザインだ・・・
等と、考え始めてしまうクセがありましたが、やってみて改めて気付いたのは、試験の場合には良いデザインである必要など全く無いと云う事です。それよりも設問に対して、正確に全てを時間内に答えてあるかどうか?と云う事だけが大切だったのです。
長く、より良いデザインである事を求めて徹夜もいとわず、プランを一からやり直したりしながら考えるクセが付いていましたから。
まあ、商業施設士の方はそんな事もあって無事受かりましたが、これもいい体験でした。
 デザインや建築関係の展示会等に出掛ける人も、私ほどのおじさんは珍しく、殆ど若い人が中心ですが、結構気にせずに見に行きます。デザインでは無いのですが、今年は若い頃から好きだったクレーやミロ等の展覧会もあるようですから、行ってみましょう。
 地図は相変わらず今でも好きで、何処か知らない所に出掛けた後等には必ず帰ってから、地図で確認をします。予習より復習が有効である事が分かります。昔からこれをやっていたならばねえ。
                                     

                                                       2009.01.27.