2009-03-12
フィリピンの国会が17日、南シナ海のスカボロ礁(黄岩島)と
スプラトリー諸島(南沙諸島)の一部を自国領とする海洋基本線法案を
可決したことを受け、中国外交部は18日、
同国を非難する声明を発表した。

フィリピンのアロヨ大統領は3月10日、同国上院がこのほど可決したスプラトリー諸島(南沙諸島)を自国領とする海洋基本線法案に署名した。これに対して中国駐フィリピン大使館は翌11日に抗議を申し入れたという。3月11日付で中国国営の新華社通信などが伝えた。

 同大使館は「南沙諸島はもともと中国領の一部。中国に主権があることは争う余地もない。他国の主権要求は違法なものであり無効だ」としている。

これを放置すれば次には現在、ぐたぐたと云っている尖閣列島領有論をより強化してくる事は間違い無いであろう。
国際社会の連帯で中国の海洋への野望を押し留めなければ為らない

 また現地に赴任したばかりの劉建超大使は3月11日午前、フィリピン大統領府を訪れてアロヨ氏と会談。

 その席で劉氏は「中国はフィリピンを重要な隣国と認識しており、両国関係を重視してきた。互いの友好を深めることは地域全体の平和と発展に有益だ」と述べた。

 フィリピンの国会が17日、南シナ海のスカボロ礁(黄岩島)とスプラトリー諸島(南沙諸島)の一部を自国領とする海洋基本線法案を可決したことを受け、中国外交部は18日、同国の動きを非難する声明を発表した。

写真は南沙諸島周辺の概略地図。中国で用いられているもので、右下の東西に細長いパラワン島との間に国境線が引かれている。右上の「馬尼拉」はマニラ。左上にはベトナム本土が見える。

  声明によると、黄岩島と南沙諸島はすべて、歴史的にも中国領土の一部。中華人民共和国はこれらの島と周辺海域について、争いの余地がない主権を有している。声明はさらに、「いかなる国が黄岩島と南沙諸島の領土権を要求しても、すべて不法で無効である」と主張した。

  黄岩島(北緯15度7分、東経117度51分)は南シナ海の中沙諸島中、唯一水上に出ている島。周辺海域は漁業資源が豊かで、石油・天然ガス資源が存在する可能性もある。中国(中華人民共和国)、台湾(中華民国)、フィリピンが領有権を主張している。

  南沙諸島はフィリピンのパラワン島の西方、ベトナム本土の南西方向にある、約100カ所の小島で構成される。海洋資源、石油など地下資源が豊かで、中国、台湾、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイがそれぞれ全島または一部の島の領有権を主張している。軍を駐留させるなどで、台湾、中国、フィリピン、ベトナムがそれぞれ一部の島を実効支配している。