2009-03-30
『流行に流されて』

 先号のコラムに関しては、早速数人の方からメールで、色々御教授頂きました。大変ありがとうございました。
『ちゃっきり節』は所謂「新民謡」に属するもので、北原白秋作詞による、静岡の鉄道会社から依頼のCMソングだそうです。『ずいずいずっころばし』は徳川将軍に献上する「茶壺」の行列を歌ったものだそうです。偶然どちらもお茶がらみで、さすがにお茶屋さんの友人はよく知っていました。更に偶然どちらも静岡がらみだったんですねえ。
 突然何の関係も無く話しが飛びますが。ソマリア沖の海賊が話題です。当事者の方には申し訳ないのですが、「海賊」と言われると何だか緊張感が無く、そんなに悪いような気がしません。あの独特の横に広がった帽子をかぶっていたり、黒い片目の眼帯をしていたり、腕の先に鉄のアームが付いていたりして、エッホエッホなんて歌っていたりして。「テポドン」の方も名前は弱そうですが。

「こんごう」にて昨年模擬迎撃実権に成功(米軍と共同)


 閑話休題。今日は突然脈絡も無く話しが変わります。
「モーツアルト」も「ルノアール」も「梅原龍三郎」も「本居宣長」も「ドストエフスキー」も、私は、小林秀雄を通して知りましたが、小林秀雄と云えば朝日新聞の「天声人語」と並んで試験問題の常連でした。
「ちゃっきり節」では無いですが、今度は突然「梅原龍三郎」を思い出してしまったのです。
理由は特にありません。近頃は梅原龍三郎もあまり聞かなくなってしまいました。絵にも流行があるんですね。最近は美術館が沢山出来て、いずれもが企画展を盛んにやります。「フェルメール」が随分流行ですが、以前はさほど有名でも無く、人気がある方でも無かったと思います。『牛乳を注ぐ女』は、絵画の通信教育の新聞広告に載っていましたが、それ位でしょう?企画展であれほど行列が出来るようになるとは思いもよりませんでした。流行でしょう。
「ビュッフェ」や「東郷青児」も流行に流されてしまったのでしょうか。それを言うならバブル期にもてはやされた「ヒロ・ヤマガタ」や「トレンツ・リヤド」なんかは最もその典型でしょう。画商が値段をどんどん吊り上げて行きました。「リャド」の絵は中々セクシーで好きでした。セクシーと云えば「クリムト」なんかもややバブルっぽい方でしょうか?
 私はアマノジャクですから、どうも流行りものにはケチを付けたくなるタチです。先頃JRのダイヤ改正でブルートレインが最後になるとの事で話題になっていました。
最後の運行には写真を撮る人、どうしても乗りたい人が殺到して大騒ぎになっていました。「こう云うものは残していただいて欲しい・・・」等と答えている人もいましたが、こうなる前に、あなたももっと利用してくれていたら、こうはならなかったのに、と思いますが。
私の卒業制作は「寝台車の車両のデザイン」がテーマでしたので、少しはうるさいですよ。
学生時代の帰省には、新幹線はまだ贅沢で、夜行列車でした。ただ寝台車と云えども色々キュウクツな部分もあり、時代の要請に合わなくなって、次第に廃れて来たのだ思います。
その辺の不満を、スペースデザイン的に提案をしたものが卒業制作でした。その後そう云う部分はブルートレインでは無く電車による寝台列車となって改良されて行き、それはこれからも残ります。ブルートレインが消えてしまう本当の理由は、実はJR東海では機関車の運転手の採用が無く、運転手が居なくなってしまった事にあります。電車は出来ても機関車の運転はもっと難しく、東京から九州方面に行くためにはJR東海の部分を通過しなければならないからです。JR貨物の運転手に頼むと云う案もあったようですが、会社が違うと難しいようです。
 お茶はお茶屋さん。に対して、鉄道は私の得意分野です。
もうすぐ桜も咲きそうでソワソワするのか、今日はやや落ち着きの無い話しでした。


  09.03.24

*読まれる方が皆、老眼とは思いませんが紙面を管理している者の個人的な都合とお笑い下さい。.